世界中から注目されている大人気バンド『Mrs.GREEN APPLE(ミセス)』
2025年3月11日にタイトルもリリース日も明かされないという異例の「新曲先行試聴会」が行われ、SNSで話題になっています。
ひっそりと行われた為知らなかった人も多いのではないでしょうか?
ということで今回は先行試聴会の感想レポや、SNSに出てくる“彼岸と此岸”の意味、そして発売日がいつなのかも考察しました。
【ミセス】新曲先行試聴会とは

2025年3月11日に都内某所で行われた新曲先行試聴会。
試写室の5.1chサラウンドの音響環境で行われました。
メディア向けの告知も一切出されず、曲名もタイトルも明かされないまま曲だけを聴くという異例の試聴会が行われました。
ちなみにこの先行試聴会の参加者は“音楽関係者”ということで、一般人は招待されていません。
招待された音楽関係者
今回ミセスの「新曲先行試聴会」に参加された音楽関係者は以下の3名です。
- 蜂須賀ちなみさん
- 宗像明将さん
- 柴 那典さん
【蜂須賀ちなみさん】
音楽と人、音楽ナタリー、リアルサウンド、Billboard JAPAN、SPICE、Mikiki等の雑誌・ウェブメディアで活躍。
【宗像明将さん】
音楽評論家で編集者を務める。
稲葉浩志さん『シアン』10万字インタビュー担当。
【柴 那典さん】
音楽ジャーナリスト。
執筆や編集を行う。
著書に『平成のヒット曲』『初音ミクはなぜ世界を変えたのか』『ヒットの崩壊』。
新曲先行試聴会の内容
- 1回目:暗闇の中で音だけを聴く
- 2回目:歌詞を見ながら聴く
先行試聴会は2部構成で行われました。
見るからに異様な空間であったことがわかりますが、参加者の感想やレポを見ると、さらに不思議な空間であったことがわかります。
次の項目で詳しく見ていきましょう。
ミセスの新曲先行試聴会の感想レポ

実際に「新曲先行試写会」に参加された3名の音楽関係者のXの内容を引用して、感想レポートをまとめてみました。
- 蜂須賀ちなみさん
- 宗像明将さん
- 柴 那典さん
※管理人(ソラ)個人の見解も交えています。
蜂須賀ちなみさん
蜂須賀ちなみさんの感想レポから読み取れることとして、
ラストはハッピーエンドではない、途中経過のダークソング
というように考察することができます。
聴かせていただいた新曲が素晴らしかった!
“愛”をはじめとした人間的な感情など、いっそ捨ててしまえたら楽になれるだろうに、それができないから人は悩み葛藤する――
そんな普遍的なテーマに対して、「あくまで個人の心にフォーカスする」「その心象風景を音楽で描く」という方向性で、ドラスティックにアプローチしている曲なので、5.1chだと衝撃も没入感も凄まじいです。
そして最終的に彼岸と此岸の話に行き着く筆力よ。
1~4小節ごとに転調する終盤の展開も印象的でしたが、ラストのピアノフレーズがとりわけ効果的だったように思います。
メロディの最後がⅡの音、かつペダルの離し方が潔く、完結しきらない=聴いた人の中でいつまでも余韻が響き続ける曲だなと思いました。
一度聴いたらしばらくは、この曲で歌われていることについて考えざるを得ない感じ。
聴き終えたあとはとても穏やかな気持ちではいられず、心がざわざわしていましたが、私はこういう曲が聴きたくてミセスの活動を追っているようなものなので内心ガッツポーズです。
- 彼岸と此岸の話に行き着く
- 完結しきらない
- 聴き終えた後は心がざわざわしていた
ダークな雰囲気で最後までもやっとさせる楽曲であることが分かります。
宗像明将さん
宗像明将さんの感想レポから読み取れることとして、
終わりから始まりのような、すがる思いともれる希望を歌っている
というように考察することができます。
※表現できない部分だけ「終わり」と言葉を変更してお伝えしていますので、正しくはこちらからご参照ください。
大森元貴さんが息を吸い込む音とともにピアノが響き、序盤は大森さんの繊細なヴォーカルと息遣い、ストリングスが響きます。
そしてサビになると、低音のコーラスと、打ち込みと思われるキック音が響き、大森さんの歌声の高音が悲痛さを表現していきます。
この1番は、生のストリングスと並走しつつ音響派的なアプローチを行なっていて、かなり驚きました。
2番からバンド・サウンドが前に出ますが、歌詞に漂うのは終わりの匂い。
大森さんの切迫感に満ちたヴォーカルと、狂おしさと葛藤が渦巻くサウンドになります。
終盤の厚いコーラスとサウンドは、曲調こそ明るくなりますが、そこも終わり匂いと希望が交錯するかのようであり、楽曲はピアノの音で不意に終わります。
- 大森元貴さんの歌声が終わりを表している
- 終盤のコーラスで希望を伝えている
- 最後はピアノの音で不意に終わる
このことから、苦しみの中終わり、だけど次に進まなければならないという苦しみと希望に似たものを感じました。
最後に“ピアノの音で不意に終わる”という部分から、次がまだあるのでは?と連想させますね。
柴 那典さん
宗像明将さんの感想レポから読み取れることとして、
映画のタイアップソング
と考察することができます。
「ライラック」も「ダーリン」もロングヒットで、チャートにおいては完全に無双状態にある今のミセス。
今年はデビュー10周年のアニバーサリーイヤー。なんだけど、この曲が持つ深さと壮大さは、そういう華やかさとか景気良さとは全く別のベクトルのもので。
端的に言うと、終わりと生について、彼岸と此岸について、憎しみと愛おしさが混じり合うことについての歌。
なにかしらのタイアップなのかどうかも全然教えてくれなかったのだけど、曲を聴いたあとに、映画を観終わった後のような興奮と余韻が残ってる。
にしても、これ、いつ出るんだろう?
- 終わりと生
- 彼岸と此岸
- 映画を観終わったような興奮と余韻
このような感想から、ダーク系の重たい映画のタイアップソングなのでは?と考察が立ちますね。
ここで気になるのが、何度も出てくる“彼岸と此岸”とういう言葉。
次の項目で詳しく解説していきます。
【ミセス新曲先行試聴会】彼岸と此岸の意味
そんな話題の「新曲先行試聴会」ですが、度々登場する“彼岸と此岸”の意味について調べてみたところ、
「あの世」と「この世」を意味する言葉だということが分かりました。
【彼岸】
あの世のこと。
悟りの世界、仏様がいるとされる場所、浄土の世界。
西にあるとされる。
【此岸】
この世のこと。
欲や煩悩にまみれた世界、私たちがいる世界。
東にあるとされ、迷いや煩悩に満ちた世界。
彼岸と此岸に咲く花が、「彼岸花」とされています。
つまり、ミセスの次の新曲は生と終わりがテーマになっているということでしょう。
欲や煩悩にまみれた世界で生きる姿が歌われているのかもしれません。
【2025】ミセスの新曲発売日はいつ?
そんな新曲発売が期待されるMrs.GREEN APPLEですが、発売日については現時点(2025年3月15日)では未定です。
もし映画のタイアップソングだとしたら、映画の主題歌の発売日は、楽曲や映画の公開日などによって異なります。
2025年現在、ミセスの大森元貴さんが出演する作品は以下の2つ。
- 映画『#真相をお話しします』
- NHK連続ドラマ小説『あんぱん』
映画『#真相をお話しします』は2025年4月25日に公開されます。
今回先行試聴会で流れた楽曲が起用されるのであれば3月中に発表され、映画公開に合わせて配信される可能性もありますね。
NHK連続ドラマ小説『あんぱん』に関しては、ラッドウィンプスが主題歌を歌うため関係なさそうです。
また詳細が分かり次第追記していきますね。
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まとめ
今回はミセスの新曲先行試聴会の感想レポから彼岸と此岸の意味と発売日がいつかを調査しました。
結論、今回の新曲はダークな楽曲で、何かのタイアップである可能性が高そうです。
また新しい情報が入り次第追記していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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